石川(河原のれき)
岩湧山
槙尾山
奥水間〜秬谷〜成合
泉南層群

 和泉山脈の北麓には,泉南層群とよばれる,おもに流紋岩質の火山岩や溶結凝灰岩が見られます.溶結凝灰岩というのは,大規模な火砕流で流された火山灰が高温のままで積み重なって固まった凝灰岩です.

 およそ1億年前の大阪周辺では,陸上でとても活発な火山活動が起こっていたことがわかっています.雲仙普賢岳で発生したような火砕流とは,比べものにならないような大規模な火砕流がくり返し発生していたと考えられていま す.マグマが地上まで噴出せずに地下深くで固まったものは,花こう岩となり,その後の地殻変動で持ち上げられて,現在では地表に現れています.

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