アケボノゾウ (Stegodon aurorae)
哺乳綱 長鼻目 ステゴドン科

解説:アケボノゾウ(曙象)
化石が見つかる時代:後期鮮新世~中期更新世(200万~70万年前)
化石の分布:東北地方南部~九州
 小型のステゴドンで,最大でも肩の高さ2mくらいしかない.ステゴドンの中では高歯冠で稜数が多い進化した形の臼歯をもっていました.切歯(牙)は小さな体のわりにはりっぱ.中国では近い種類の化石が見つからないので,日本の中でシンシュウゾウから進化したと考えられます.
(写真:明石沖海底からひきあげられた頭骨の化石)