ムラサキカタバミ (Oxalis corymbosa)
カタバミ科

解説:南アメリカ原産の帰化植物。観賞用の植物として江戸時代の終り頃(1861 ~1863年)に渡来したのが広がったといわれている。
 高さ10 ~30 cm。葉は地下の株からむらがってでる。クローバーのように葉柄の先に3枚の小葉がつくが、小葉はハート形。かむとすっぱい味がする。茎は途中に葉がなく太さや色は葉柄と変らない。葉の群から抜き出して、1か所から数本の細い枝に分れ、その先に花がつく。がく片は5枚。花弁はピンクで5枚あり、濃い色の脈が走っている。雄しべは10本あって、外側の5本は短く、内側5本は長い。雌しべの花柱は5本に分れ、丸い緑色の花柱が短い雄しべの花糸の間からのぞいている。雄しべはあるが、やくは白く花粉ができないので、種子ができない。
 地下に小さいうろこが重