ヒメコウゾ (Broussonetia kazinoki)
クワ科

解説:[樹皮]は最初は灰紫褐色でなめらかであるが、老木では薄い雲紋状の片となってはげ落ちる。[葉]は互生。短かい丸い柄があり、托葉はあるがすぐに落ちる。ふちには全体にわたり、規則正しい鋸歯がある。羽状の脈が対応する鋸歯に入り、全体としてたいへん端正な印象を与える。基部は丸く、左右非対称となることが多い。幹の上部の花をつける枝の葉は小さい。大型の葉は黄~赤に色づき、一枚ずつ落ちるが、実をつけた枝の小型の葉は、実をつけたまま枝ごと落ちる。[花]は4月頃新芽の開出と同時に開く。雄花と雌花がある。