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解説:西日本の雑木林では最も普通の落葉高木。材を切った後の萌芽再生力が強く、炭焼きの重要な材料であった。大きさのそろった美しいコナラ林はかつての薪炭林の名残り。現在ではシイタケのほだ木として利用されている。秋には黄褐色から汚赤褐色に紅葉し、雑木林を彩る。 [葉]はやや丸みのある鋸歯があり、葉脈が対応する鋸歯に入る。葉の裏は毛のために白色を呈し、この特徴は落葉でみるとよくわかる。 [花]は4月中旬から下旬に新葉の展開とともに咲く。葉が展開し終わる5月には開花が終了する。雄花序には50くらいの雄花がつき、黄色の花粉をたくさん出す。[果実]は開花した年の10月ごろに熟して落ちる。堅果は殻斗からはずれて先に落下し、その後殻斗のみが落下する。堅果と殻斗の
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