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解説:公園や生け垣によく植えられる常緑高木。町中で拾われるどんぐりはたいていこの種類である。しばしば剪定されて植栽されるので低木のイメージが強い。照葉樹林だけではなくアカマツやコナラなどの二次林にも多く生育し、西南日本の山に最も普通のカシである。 [葉]は革質で厚く、粗い鋸歯があるのが特徴。表面は初め軟毛が密生するが後に脱落し、無毛となり光沢がある。裏面には絹毛を密生し、ロウ物質によって灰白色になる。先端から1/3ないし1/2ぐらいの部分が最も幅が広く、鋸歯はこの部分から先端にかけて多い。 [花]は4月下旬から5月中旬にかけて開花する。 [果実]は開花した年の秋、11月ごろに熟する。堅果の成長は9月ごろまで非常にゆっくりしたものだが、10月にはいると急激に大きくな
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